脂漏性皮膚炎と海水浴
脂漏性皮膚炎になっている方が海水浴に行くとお肌に良いのか悪いのかを書いてみたいと思います。
確かに、塩水には殺菌力があるという人がいます。脂漏性皮膚炎の原因となっているマラセチア菌を殺菌することができそうなので、治療にもよさそうです。
しかし、実際には、海水の塩水には、殺菌効果はありません。そのうえ、塩水が刺激になって脂漏性皮膚炎が悪化する可能性もあります。
一方、脂漏性皮膚炎には紫外線が大敵です。海水浴場では、海面や砂浜が紫外線を反射するので、単に外にいる時よりも余計に紫外線を浴びることになります。
また、海面や砂浜が赤外線を反射するので、余計に暑くなります。この強烈な暑さで顔が火照って脂漏性皮膚炎が悪化する可能性があります。
こうしたことから、脂漏性皮膚炎になっている方は、海水浴は避けた方がいいと思います。