馬油とは

 馬油とは、馬の皮下脂肪からできている油脂です。古くから、切り傷や火傷の治療などに民間療法として使われていましたが、保湿効果が高いことから、近年、肌荒れやアトピーなどにも使われるようになりました。





脂漏性皮膚炎と馬油

 馬油の保湿効果が高いのであれば、脂漏性皮膚炎にもよさそうと思うかもしれません。しかし、馬油を顔に塗ると毛穴をふさいでしまうばかりか、動物性の油は雑菌のエサとして最適なものです。そのうえ、酸化もしやすいので脂漏性皮膚炎で痛んでいるお肌にはよくありません。

 乾燥肌の人が馬油を使ったら、脂漏性皮膚炎になったという事例もあるくらいです。逆に、馬油を付けて脂漏性皮膚炎が治ったという事例も聞きませんので、付けない方がいいでしょうね。