整形外科に通っても、頸椎ヘルニアが治らないのなら、手術しないで、どうすれば完治するのでしょうか。
僕は、肩甲骨から肩、腕の痛み、指先の痺れの症状があって、町の整形外科や総合病院、労災病院へと行きましたが、診断はどこも頸椎ヘルニアで、首の牽引を3か月したけど治らず、後は手術しかないと言われてました。
頸椎ヘルニアの手術では、一般的にラブ法切開手術切開手術、内視鏡摘出手術内視鏡摘出手術というものが行われていて、健康保険適用で高額医療費の申請をして、自己負担で9万円前後の費用がかかります。
これで完璧に治ればいいのですが、治らない人や、よけいに症状が悪化している方も結構いらっしゃいます。
手術で治った事例も、もちろん知ってます。でも、僕の隣の職場でバリバリ頑張っていた優秀な若手社員が頸椎ヘルニアの手術を受けた後、覇気が無くなってしまい廃人のようになったのを間近で見ているので、何とか手術だけは避けたいと思っていました。
そんな中、ゴッドハンドといわれる整体師と出会うことができ、そこに3回通うことで痛みが完全に取れて、何年間も健康体でどうもありませんでした。
でも、残念ながら再発してしまいました。
前回、治してもらった整体師がもう止めてしまっていたので、30か所以上の整体院、接骨院、鍼灸院、指圧、按摩、カイロプラティックスに通いました。
ほとんどが、講釈はいっちょ前にたれるけど、まったく治せないクズばかりでしたが、やっとのことで腕のいい一人の整体師に巡り合うことができ、激痛を治してもらいました。
でも、数年後、また、再発し、その整体師の施術を何度か受けたのですが、今度は、完治せずに、治すのは無理だと、さじを投げられました。
どうしたらいいんだろう?やっぱり手術しかない?いろいろと悲観に暮れる日々を送っていました。
そんな中、自分の体を実験台に、肩凝りや腕、背中、首の痛みに良いと言われているありとあらゆることをやって、試行錯誤を何度も繰り返しながら、「頸椎の手術をしないで、肩甲骨から肩、腕の痛み、指先の痺れの症状を治す方法」をやっと見つけました。
不思議に思うかもしれませんが、整形外科でも、整体でも治らなかった痛みが、たった、3つのことを行うだけで、頸椎ヘルニアの痛みといわれているものが、あっさりと治りました。
それは、
①枕とマットレスを替える
②ストレッチをする
③軽い筋トレをする
ウソではありません。たったこれだけで、あの激痛から解放されました。
もちろん、今でも、頸椎のヘルニアは飛び出たままですが、上を向いても、大きく首を後ろにそらしても、何ともありません。完治しましたし、再発もしません。
それでは、一つずつ説明します。
枕とマットレスを替えて頸椎ヘルニアの痛みを取る
まずは、寝返りの打ちやすい枕とマットレスに交換することです。既に、そういう枕とマットレスを使っている方は、ここは読み飛ばしてください。
個人差はあるようですが、人は一晩の間に20~30回の寝返りを打つといわれています。
寝返りは、同じ姿勢で寝ていることで起きる血行不良を防いだり、筋肉の緊張をほぐすことで筋肉疲労を回復をする役割があるそうです。
この寝返りがスムーズにできていないことが原因で、筋肉の緊張をほぐすのが不十分になり、それを毎日繰り返すことによって、積もり積もって、肩甲骨から肩、腕の痛み、指先の痺れといった症状が出ているようです。
寝返りは、体が動かしいにくい枕や、沈み込みすぎたり、逆に硬すぎる敷布団ではスムーズにできていないみたいです。
僕のケースを見てみると、枕は、そばがら枕を使っていたんで、沈み込んだ頭が固定されるので、寝返りが打ちにくい状態でしたし、敷布団は、いわゆるせんべい布団なんで硬すぎるケースでした。
寝返りのことを調べるまで、枕とマットレスには無頓着だったのですが、これが痛みに関係していた原因みたいなので、取りあえず、そばがら枕の代わりに寝返りのうちやすい枕を購入することにしました。
枕は寝返りしやすくて、疲れが取れるとネットで評判の良かっためりーさんの高反発枕というものです。
この枕には、高さ調整シートが6枚付いているので、ベストポジションを探すことができます。僕は、4枚使って、少し高くして寝てます。
僕にとっては、とても高い金額でしたが、手術をしないで、もし、これで痛みが取れるならと、それこそ清水の舞台から飛び降りる気持ちで奮発しました。
使ってみると・・・
信じられないかもしれませんが、ウソのように、日がたつ度、それこそ徐々にではあるのですが、肩甲骨から肩、腕の痛み、指先の痺れの症状が和らぎました。
寝返りのしやすい枕に替えただけで、これほど痛みが無くなるのなら、完治させるためにマットレスも購入しようという気持ちになって、購入したのは、同じメーカーのモットンというマットレスです。
このマットレスには、100N/140N/170Nという3つの硬さが選べます。体重が45kg以下は100N、46kg~80㎏は140N、81㎏以上は170Nがお勧めだとのことなので、体重60kgの僕は140Nを購入しました。
それに、この枕とマットレスを使い出してから、睡眠の質がいいというのか、疲れが完全に取れて、寝起きがさわやかで、熟睡したのを実感できるようになりました。これは、今まで一度も感じたことのなかった感覚です。
長年悩まされた痛みの原因は、寝返りだったんだとスッキリした気分になり、激痛から解放されて笑顔も自然に出るようになりました。
毎日、これで寝ていると、ほぼ完ぺきに近く痛みは和らいではきたのですが、あと一歩取り切れていないというか、ゼロになってはいない状態でした。
そして、ここから、痛みをゼロにするための、試行錯誤が始まるのでした。
それこそ、肩凝りや腕、背中、首の痛みに良いと言われているありとあらゆることを試行錯誤しながらやってみました。
その結果、ストレッチと軽い筋トレを行うと、痛みを完全に取ることができることがわかりました。
ストレッチで頸椎ヘルニアの痛みを取る
肩甲骨から肩、腕の痛み、指先の痺れの症状は、頸椎のヘルニアが神経を圧迫しているのではなく、首周辺の筋肉が固まっていることから起きているのがわかりました。
頸椎ヘルニアの痛みで苦しんでいる多くの方が、猫背とか、いわゆる巻き肩になっている方が多いと思います。僕もそうでした。
特に、仕事で長時間、パソコンを使ったりしていると、なりやすいかもしれません。僕も、1日中パソコンを打ってますから。
出典:mery.jp
こうなると、大胸筋が固まってしまい、肩甲骨を正常な位置から、前の方に引っ張ってきてしまいます。その結果、首や腕の筋肉が引っ張られ、これが長い期間続くと、肩甲骨から肩、腕の痛み、指先の痺れの症状が出てきます。
これを解消するには、胸、肩、腕のストレッチと、この次に書く軽い筋トレを行うと、痛みが完全に消えるのでやってみてください。
胸のストレッチ
壁か柱に右手をついて、右足を前にして、ゆっくりと体を前に持っていきます。そうすると、胸の筋肉が伸びるのが分かるはずです。背中の肩甲骨を背骨に近づけることも意識してみてください。
軽く少しだけ体を前後にゆすると効果的です。
引用:http://start-diet.com/
僕もそうでしたが、最初は、筋肉が固まっていることから、かなり痛いと思うので、無理をしないで行ってください。
左側も同じようにします。
回数は自分が納得するまでです。
僕は、前後にゆするのを30回、1日4回ぐらいやってます。これは、仕事で1日中パソコンを打っているため、かなり、固まるからですが、普通は1日1回程度でいいと思います。
このストレッチは、肩こりにも効きます。
肩のストレッチ
右腕をまっすぐにして前に突き出して、肘のあたりに左腕をかけて手前に引きます。この時、右腕が曲がらないようにします。少し緩めては、引くのを繰り返します。
回数は適宜です。僕は、1日1回、お風呂の中で左右20回ずつやってます。
腕のストレッチ
その1
手のひらを上にして、まっすぐ前に出して、左手で指の部分をつかんで手前に引きます。少し緩めては、また、引くのを繰り返します。
回数は適宜です。僕は、1日1回、お風呂の中で左右20回ずつやってます。
その2
腕をまっすぐ下に垂らして、指を大きく開きます。そこから、ゆっくりと腕を上に上げていき、筋肉が伸びたと感じるところで、ペンギンのように30秒ほど止めます。
引用:http://catback4h.com/blog_detail/id=126&blog_id=13
回数は適宜です。僕は、ウォーキング中に2回やってます。
軽い筋トレで頸椎ヘルニアの痛みを取る
マットレスと枕を代えて、ストレッチを始めると、ウソのように痛みが軽減されるのを実感されるはずです。
最後に、軽い筋トレで、頸椎ヘルニアの痛みといわれているものからオサラバしましょう。
まず、ダンベルを用意します。ペットボトルでも構いません。1Lが1kgです。
個人差はありますが、女性は500g~3kg、男性は1kg~5kgが目安です。
筋肉をつけるのが目的じゃないので、あまり重いものを持つ必要はありません。あくまで、筋肉の可動域を広げるのが目的です。
始める前に、床に上半身の分、厚めの座布団(又は2枚重ね)を置きます。
ダンベルフライとダンベルプレスの筋トレ
ダンベルフライ
引用:http://stretchpole-blog.com
痛みの酷い方は、仰向けに寝るだけでも肩甲骨のあたりとかが痛いと思うので、座布団の上に枕を置いて、頭の位置を高くしてみましょう。僕も最初は、痛かったので枕を置いてやっていました。
頭を高くしても痛みが出る場合には、この筋トレは止めて、ストレッチだけを続けてみてください。そして、枕を置いて仰向けになっても痛みがなくなるようにまで回復したら、この筋トレを始めてみてください。
筋トレの方法ですが、
座布団の上に寝て、足は曲げて、ダンベルを両手で持って、胸の上でダンベルが合わさるように上に伸ばします。
その状態から、少し腕を曲げながら、横に大きく広げていき、肩のラインより肘が下がるところまで下ろします。
この時、肩甲骨も動かして内側に寄せます(背骨側)。
これを、10回行い、続けて、下記のダンベルプレスを10回行います。これを1セットとして、数分休憩して、3セット行います。
これは、週に1回だけ行います。
ダンベルプレス
引用:http://stretchpole-blog.com
座布団の上に寝て、足は曲げて、ダンベルを両手で持って、胸の横に構えます。肘は、肩のラインより下がる位置です。肩甲骨は内側に寄せておきます。
ここから、腕をまっすぐ上に伸ばし、また曲げるのを10回繰り返します。
最後に
整形外科では、手術でしか治せないと言われたのに、手術どころか、これだけで頸椎のヘルニアが原因といわれている激痛を完治させることができました。
整形外科医から手術を勧められている、ほとんどの方が、おそらくこれだけで治るはずです。
手術のリスクは、大きすぎます。少ない確率でしょうが、廃人になりたくない人は、まず、これを試してみてください。最終的な決断として、手術は、それからでも遅くはありません。
文字で読むと、何だかたくさんのことをしないといけないなあと思うかもしれませんが、ストレッチは毎日の習慣にすると何とも思わなくなるはずです。
軽い筋トレも、週1回、お休みの日にでもやってみてください。10分とかかりません。これを繰り返していくと、再発することもありません。
ぜひ、痛みのなかった昔の健康な体を取り戻してください。
参考になりました。
11月に頚椎ヘルニアを発症。
主治医からは手術には至らない(二人の医師)と言われていますがとにかく終日、肩甲骨痛み、右腕しびれ、手の筋力低下(最近箸でものを挟む力が若干弱くなってきました)があります。
紹介されているメニューをやって1ヶ月が経過しましたが
まだ結果が出ていません。
痛み止めも効かずなんとも苦しい日々です。
早くもとの首に戻りたいです。